ハウス(ケージ・クレート)の必要性

愛犬と室内フリーでのんびり暮らしたい・・・私もそう願う一人です。ならば、ハウスは用意しなくても良いか、というとそうではありません。それはそれで必要なのです。今日は、我が家の愛犬チャナのハウス事情をご紹介しましょう。

ハウスがあった方が良いか?という質問をされることがよくあります。答えは、迷わず「YES!」です。ただ、ハウスを用意するということと、室内フリーで飼うということは、別に考えたいと私は思います。

2015-11-18 15.50.47出先では、リッチェルのクレートを使っています。

写真は、我が家のリビングに置いてあるハウスです。かわいそう・・・ですか?彼女にとっては、非常に心地よい場所になっています。人間から見ると、檻のような見た目で、閉じ込められていると感じるかもしれませんが、彼女は、自分からここへ入って休みます。だって、ふかふかのクッションが敷いてあるんですもの♪ここは、もう1頭の愛犬、エディも好んで入ります。早い者勝ちみたいで、先にエディが寝ていると、チャナは入れず、他に落ち着ける場所を探してウロウロしていることもあります。

まず、この空間が犬にとって心地よい場所であると位置付けることが大切だと考えています。普段は、室内フリーで過ごしていて、好きな場所で寝ています。ハウスは、扉が開いていて出入り自由です。

だ・け・ど・・・チャナは、油断ならずで・・・

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いろんなものをカミカミしてしまうので、目を離すときは、ハウスに入っていてもらいます。クッションの中身を出したのは、この写真が初めてですが、他に綿棒や紙類をいたずらしてしまいます。(これは、犬の届くところにいろんなものを放置する飼い主の責任です。)

だ・け・ど・・・

いろんなものを口にしたくなるのも、カーペットを掘りたくなるのも、基本的な欲求が満たされていないことから来るものです。

我が家の場合も、犬の散歩に出る前に洗濯物を干さなくちゃ・・・と、犬をリビング放置で2階に上がったまましばらく戻らないと、何かしらがバラバラになっているのです。

それを把握しておけば、先に散歩に行っておく、または、チャナをハウスにいれてから家事を手早く済ます・・などの対応をすべきなのです。なので、そういう点でも飼い主の怠りが原因です。(いつも反省・・・)

また、来客時は必ずハウスです。チャナは、来客に興奮して吠えて、飛びついたりしてしまいます。うちに来た人も、犬が好きとは限らないし、好きでも大人しい方が良いでしょう。ハウスで待っていてもらうことができれば、犬も人も困りません。そして、ハウスは犬にとっての安全な場所、心地よい場所なのですから、かわいそうではありません。

フリーにしておいても、制止することができれば、ハウスに入れる必要はないでしょう。部屋を離れる時も「マテ」をさせておくという方法もあるでしょう。それらの方法を選ぶこともできますし、望む方も多いと感じています。だけど、どれもトレーニング中は目を離すことできません。多くの方が、トレーニング不十分なまま、「マテ」をかけ、部屋から出て行ったり、強い刺激下で、制止しようとして失敗してしまったりしています。そして、それらの失敗を犬のせいにされてしまっていることが多いと感じています。

ハウスを上手に教えて、心地よい場所として教えてあげることは、それほど難しいことではありません。我が家では、2時間ほどクレートでお留守番することができます。ただし、散歩や基本的トレーニングは済ませ、程よく疲れさせた上で、ハウスでゆっくり休むことができています。

そもそも、いたずらをしない、また、とっても穏やかな子もいるでしょう。エディはフリーでお留守番です。それなら、ハウスは必要ないかといえば、それもそうではありません。

ホテルに預けることもあるでしょうし、災害時には、ハウスに入れることは必要でしょう。家族で旅行に行った際も、ハウスは必需品です。ハウスにも入れない、言うことも聞けない子は、力で制され、犬も人も大変だと思います。犬たちのために、ハウスは必需品なのです。

ハウスの必要性わかっていただけたでしょうか。ハウスは、犬のマイルーム♪しかも、移動できて超便利です!